よる2

まあしかし。
 
ラジオ以外にもなにか楽しいことはあるだろう。
 そう考えるのも悪くない。
 たとえば本はそこにあって、オレが読むことを妨げない。電波行政などとは関係ない。
 むかしからあるしいまもある。
 
 ラジオ。
 
 それでもオレはラジオなくして生きていけない。友人も妻も子供もいない(親はいるがまあそのうち死ぬだろう。いまでも遠方だし)単身の身にとってのラジオとはまさに肉親であり血をわけた存在である。
 そこまでいうか。
 
 そうだ、言う。声。人間の声がきこえてくるデバイス。生きている人間の声であるよ、もちろん。そして音楽がかかったり、人間のしゃべる声が聞こえてきたりする。
 それだけでオレは感動するしリフレッシュするし、また、蘇生したりするのである。
 冗談ではない。
 
 かんたんにしんでしまうこともあるだろうが、それでも、細々と生きている存在があった、そこに必要なものは酸素と日光、栄養、そして、ラジオである。
 ラジオ。つまり脳をほっておいてぼけっとしていると死んでしまうということだ。
 
 あんまり暴走しているのできょうはここまで。