よる

直島豊島の旅から帰宅したのであるが写真が大量。
ランダムに。

「はいしゃ」。大竹伸朗
 

直島銭湯。これも大竹伸朗。中は撮影してこなかったがトイレがすごくいいんだこれ。最高。
 

地中美術館のモネの睡蓮のイメージの池。
 

豊島、家浦からやまこえて甲生へ下っていくあたりの田と海。
  

豊島美術館(外観のみ撮影可)
 


「心臓音のアーカイヴ」

 

心臓音の前に展開する海岸。夏は泳いでる人もいるそうです(外人さんとか)
 

カレー(豊島、島キッチン)
 

カレーソースのオムレツ(直島、カフェサロン中奥)

 
この旅の難しいところは、キモとなるアートが撮影禁止なところが多いということだ。家プロジェクトとか。せっかく雨で落ちる水滴を眺めてきたのだがそれはオレの記憶の中にしかない。碁会所でみた、屋根瓦のはしっこから次々と勢いよくおちていく水滴たち、石(砂利)のしきつめられた庭、島のように浮かぶもの、そして、となりが「ぎんざ」だ、と気づいたときの軽いショック。
 碁会所もよかった、ひとりで見れるなんてあんまりないかもしれないよ。
 
 石橋だってひとりの時間があって本当によかった。遠景だけでも。



どうです。どうもないか。
 
豊島の解放的な風景をごらんください。












ダブってるかも?細かいことは気にしない。このあたりは豊島美術館に近い丘のあたりである。遠くに港も見える。豊島という島はあまり平坦ではなく、電動アシストサイクルで一周するとわかるか起伏激しい。だから丘があり棚田がありいろいろある。たぶん日本の島というのはみんなそうだと思う。あまり平たい島など存在しない。瀬戸内をみていてそう思った。
 
しかし丘だからこそ、上から下をみおろすパースペクティブが得られるのである。
つくづく、長野県に住んでみて、静岡県浜松市の平たい感じ、オレのうまれたところあたりのもうのっぺりした感じ、との対照を感じる。オレは見下ろしたり睥睨したり、広がりを感じたりするのがすごい好きなのである。だから丘の上とか大好きだ。バカと煙は高いところにのぼりたがるのである。
 
 豊島。はじめはいくかどうか危ぶまれていたが、いってよかった。直島のコンパクトな感じ(つまるところ歩いて一周できる島なのである)と比較して、豊島は、ごろんとしたそのまんまの農地があって、山があって、岩があって(昔は豊島石というのが産出されていたそうな)、田があって、そういうところ。
 アートがおまけ、であってもいいと思う。所詮アートで人を呼ぶというよりもその土地がいいところだとわかってもらってリピーターがくるという形でないと人はこないだろう。じっさい豊島は明らかに直島より静かである。
 静かな観光地を求める観光客というのは矛盾した存在なのだが。
 
 小諸が「聖地巡礼で活気を」というハナシについても、結局アニメきっかけでもなんでもいいからそこに来てみたらいいところだったのでリピートしている、という人口をどのくらいひきつけられるか、という結論に収まるのだと思う。
 
 さいごに猫を・





いいねこだ。
 そのへんにいた女の子が「モデルになって」と尻尾を持っても動じることない猫であった。えらい。