よる

いいよるだ。
 
オレの職場は崩壊している。
 
 今日はかわいいおばちゃん子持ちナースちゃんに「子供界における流行」についてきいた。だいたい中学生ではAKB・高校生男子はワンピース。まあ、そうかな。
 
 たまたま。何に触れるかによって、人生の大方が決まってしまうとしたらそれは悲劇である。がしかし、選択という贅沢はそんなに多くの人類には訪れ無い。ちょっとだけだ。
 
 いったい最期まで「自らの生の個別性」を主張してしつづけて戦い続けられるくらい強い人間がどこにいるというのだろう。たいてい最期に至る道の途中で誰か他人の声に敗北を帰してしまうのである。そしてどこかに収容されて行動の自由を強制的に奪われるのだ。
 
 子供の人権侵害(レイプとか家から出させられないとかいろいろ)と同様に老人の人権侵害もありうる。しかし老人は、もともと「介護する役目の人がしていることだから」というなんかわかんないエクスキューズによって罪を減免されてそこにただ存在する。
 
 子供と老人でなにがちがうのか、何も違わないよ。行動の自由を奪われていることも、発言のような外に向かっての意思の表明の権利を奪われていることも。
 
 ようはそのありかたにいろいろの制限があるということで、はたしてひろい世界に向けて発信できるだけのフィールドまでたどりつくことができるかどうかの、競争があらかじめそこにあるのである。
 
 負けたら声はどこにも届かない。
 
 闘争あるのみ。