よる2

痛みについて。
 
作中、痛みを感じなくすることができるんだよといって、杏子との戦闘のあとで、キュウベェがさやかに対して「ほら、本当はこんなに痛い」とばかりにソウルジェムを操作してほんとうの痛みを感じさせる場面がある。 
 
 つまり、魂はソウルジェムの中にあって、身体と見えるものはゾンビであるということ、しかし本来は痛みがあるということ。
 
 あと、感情の中に呪いがあるとそれはソウルジェムの中に蓄積沈殿していくということ。
 
 最近オレは脳と身体についていろいろと考えている。
 脳は身体を騙すことができる、具体的には感覚には様々な錯誤がある。 痛みを感じる神経は特定されており、麻酔で感じなくさせることもできるし、また見えているものは構成を経ていないと認識できないし、音もまた同様。
 
 サイバーパンク小説においてプラグがたくさんあるスーツが身体を覆うイメージがあった。
 身体は電気信号の知覚にさらされ、本当のものではなく人工的につくられた知覚をとおして外界とコミュニケーションするイメージである。
 
 魂と身体が切り離されたということはこのことだと思う。
 
 やろうとおもえばどんな操作もできるし。
 
 負債の連鎖について過去の分を現代のやつが責任を負うなんてばかげている。