よる

酒のんで寝て起きた。
 
当直でよみあさった新聞の感想。月末なので朝日は論壇時評があった高橋源一郎の。テーマなんだったっけ。「立候補」だ。映画。泡沫候補といわれる人物、選挙でおなじみの人物を取り上げて。民主主義というシステムがだんだん最悪さを表してきているこの昨今で。
 選挙に立候補するというのは誰でもできるということになっているにもかかわらず誰もそれをしようとしない一種蔑みの目でみられる内容である。
 供託金もめちゃ高いしね。
 
 オピニオン、橋本治、「言うべきことはなにかを考えた方がいい」ともかくも考える巨人は朝日でも同じである。政治が「悪い民主主義」で汚染されていようともただの民衆はただの民衆としてなにか声を出すことがある、だせば政権側も一定の反応をする、だから何かを言わないといけない。何を言うのがいいのか。
 
 言いたいことがあったら何でもいえばいいのである。
 
 それでもなかなか原子力発電を捨てようという選択肢は選択されない。日米安保を見直そうという意見は選択されない。TPPはやめとこうという選択は採択されそうにもない。
 それでも言うこと言いたいことはいつもあるしべつに黙る必要はない。
 
 オレは前々から橋本治のような人物に成りたいもんだと思っていたが、おそらくは難しいだろう、オレがなにかを言うのであればオレの観点からオレだけに言えることを言うしかないのだ、誰にでもわかるスピーチを。