よる2

風呂も入ったしジムで走ったし米も買ってきた。
 
オレの勝手な方針変更を親父がどう思うか気がかりである。電話すりゃええが躊躇している。なぜか。オレの聞きたくない答えだった場合のそれを聞きたくないからだ。なんと。なんとジコチューな。怪物にされてしまえ。
 
 ジコチューというのはいまのプリキュアでの「怪物」の名前である。 
 
 いや、種類というかカテゴリ名というべきか。
 
 嫌われる勇気というが、「おそらくは嫌えない」という条件があるところであえて嫌われるようなことをしでかして様子を見るというのは稚気でありなんというか甘えであるなあとも思える。痛いところである。
 
 なんかこのオレがときに稀にかんじるインスピレーションに従って漂流していく感じを、誰にどうやって説明したらええのやろ。
 
 さっきジムで走ってるときにスマホが床におちたのでインストラクターに「いやこのチャックがあいてて」と行ったら「ズボンのチャック?」と言われた。そんなわけあるか。オレがウエストポーチのバンドに通してるドリンク入れのチャックです。そこにスマホを入れてラジオききつつ走ってるのね。
 
 まあそもそもが「親の面倒をみたい」という建前を先に立てて動いたのが間違いだったということだ。なにしろオレはそれを「聞こえのいいお題目」として悪用したのだからな。その報いがきたのだ。やれやれだぜ。なんでもかえってくるものだなブーメラン。
 今後は全面的に正直にいこう・・・と思ってもなかなか全面的にバカ正直でいくのもとても難しいよ。しかしなんとかなるかもしれない。本音として。あそこに行きたいみたいな衝動がわいてきてしまったと言えばいいのだ。