ひる3

「娘の家出」1巻読了。
感想。
 
誰もが誰もを好きになり家にいき家におしかけ料理を食べるケンカするわーわー言う親がいる父親がいて母親がいる、気持ち悪い人がいて気持ちのいい人がいる、女たちは寄り集まってわいわい言い男は何をしているのかそれなりにしているのか。
 そういう流れをいつも描いてくれているがいつも同性の愛が必ずといっていいほど出てくるのだがこれはそんなに普遍なんだろうなきっと。オレのような平凡な人生でもひとりいたもんなあ男性だったけど。そういう流れなんだろうきっと。
 
 なんでもいいがまゆちゃんはそんなにほれっぽくて幸せになれるのかしらね>・・?
 
 感想としていちばん大きいのがまゆちゃんのお母さんである。オレにとっては最大の謎でありまったくわからない「母親」という存在である。とにかくわからん。実際のオレの母親のこともまるでわからんが。わからんままでいいのかというとそれはそれだが、とにかくわからん。現実感なしのままでも生きていけるというか。なんというかなあ。
 
 オレの多くのバイト先の中のひとつに古書店があってなあ人間のいれかわりが激しくて定着率がわるかったが50くらいというか50過ぎの上品なおばさまがバイトで(オレもバイトだよ)働いておってなあ。オレに、いい仕立てのコートとか(もう誰も着ないから)という理由でくれたんだけど。ありがたいのか、押しつけられたのか。オレは性格的に人に「自分のいらないもの」を押し付けるのは絶対にやらないと誓っているのだが(押し付けるくらいなら捨てる処分します)。それはそれとして人にいろいろあげたがるのがおばさんの業である。ゴウである。
 
 のかなあ。どうなのかなあ。