と思ったが
とりあえずいま手元にある
のを読んで
借りてる
ミラクリーナの話はすこしペーソスというか哀しみというか
その次は「秘密の花園」これもどこにもいかない話ではあるけれどまあ
そして「無性教室」興奮した
すごく
なんちゅうか無理筋でも人為的なきまりをつくって無性環境を
つくるとしたらこういう方法しかないのだろう
という装置の小説
そうするとそうなってそうそう
おさえつけられると爆発する
しかしそれよりもこの小説は
書きだしの一番さいしょから不穏さにまみれていて
文章そのものにバクダンが濃く厚く仕込まれているその
キナ臭さがものすごい香りで
むんむんしているところがすごい
なにも信用できないところがすごい
ちゃんとすぐに
「一人称は僕と決められ」とか
外見と言動で性がわからないようにきまりがあることが語られるのだが
語られる以前の朝の登校までの様子だけでもうすごい
わなわなするわけです
これが小説の温度
書いてないことに興奮の源泉がある
(’興奮させる()
すごいね