もちろん雅ちゃんの欠席は痛かった。しかしそれ以上に痛かったのは、なまじアリーナに入ってしまったばかりに、干され感を味わったことだ。無論名古屋以上の良席は有りえず、覚悟はしていたものの苦しかった。なにしろ目の前の田の字舞台さえまともに見れないのだ。人の頭が邪魔で。この平面平地にイスをならべたアリーナ。二度と来ません。来たくない。スタンドでいい。ステージが見えないのでいきおい後ろを振り向いてでかいビジョンをよく見ていた。名古屋では遠くて見えなかったビジョンだ。こうしてみると、でかいビジョンでみんなそれぞれのいいところが見える。桃子の活躍が見える。雅ちゃんにかわってDefDiva編成に入り、ソロパートを歌いあげる桃子。よかった。℃-uteの曲で長い目のソロパートを朗々と歌い上げる愛理さま。おおきいビジョンに映えるよ!よかった。でも舞台が見たかったね。
しかしそれを補って余りある、セレモニー。客は、セレモニーは見せていただくものと弁えてしずかに聴くべきだと思うし声だすな。うるせえ。黙れ。がんばれとか言わんでもええ、そんなことはわかってる、むしろがんばれの声が邪魔なのだ。涙をこらえているのならじっと見守ればいいではないか。阿呆め。はっ。そうですセレモニーですわ、てっきりもうハロコンでのセレモニーは無いものと思っていたから、娘メンバー一人一人からこんこんまこへの言葉があるとは吃驚した。
それをみていた。ひとりひとりが卒業生に声をかけるシーンなど久しくみていない。それだけに感慨がひとしお。久住でさえこんまことは涙に値する期間を共にすごしている。ましてや6期ましてや5期以上の。