それでもオレは、ただの、自分の好きなマンガが自分の好みの展開にならないのでだだをこねてむずがっているだけなのだろうか。その可能性は高い。
しかしこうなることをあらかじめ予測しておくべきだったのかもしれない。
ハヤテという男がヒナギクをがっかりさせるような男だったということを。
というか誰も選ばない誰にでもいい顔をしている奴が、あの過去の天王洲とのエピソードでは仲たがいをして本格的に別離した、そんな「別離」なんて特別級なエピソードが天王洲との間だけではあったということから、そうかーナギのこともヒナのことも別に愛してなどいないんだなーって気づくべきだったのかもしれない。
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いやだからつまり、オレはこころのそこの方では、
できればハヤテは、ダメダメな男だけれども、ナギかヒナかを選んでほしかったのだ。
それはナギやヒナがマジでいい子でかわいくてやきもちやきでハヤテにベタ惚れというヒロイン完ぺき主義だからだし、そのために、それ以上に、オレはこのマンガがスキな理由が、このヒロイン(たち)のことをスキだったからだ。
ハヤテのことはぜんぜん好きではないが、それでもヒロイン(の誰か)が幸せになるためならばこいつに選択してほしかったのだ。
かくしてなんかオレの浅はかさだけがクローズアップ現代された今日の日記だった。自分にがっかりしたのでもう寝る。