ハンターハンター。
アルカの能力と、代償の話。むつかしいが、キルアの決意には胸が熱くなる。すごい。これだけすごい漫画がいつまた長期休載になってしまうかと思うと本当に残念でならない。あと今週のバクマンは正直いってこの話の賞味期限の終了を感じさせた。いやバクマンはどうでもいい。ハンタの話だ。
異常な能力とそれを使う使い方の話、でいうとめだかちゃんつまりその原作の西尾維新にしても異常な能力について考えてみてそれを使う使い方の問題について書いたのではないかと思う。
とくに殺しにかかわるものはそれが強い。
で、アルカについては、オレは当然あの青を連想したわけだ。玖渚友。
おそろしいことと、孤独なことと、ひとりだけ理解してくれる男がいるということと。
そういうのを見てるとぐっとくるものがある。
一度は「二度とよまない」と思っていた「少女不十分」も、その条件からすると、ぴったり当てはまるのである。そしていとおしくなる感じがする。不器用というにはあまりにも不器用すぎる、でも生きていていいんだよという。
まあ生きていていいんだよの前に、なにか、前にもうひとつあってしかるべきとも思うけど。
つくづくそのようになにか作品とか映像とか物語とか、音楽とか語りとか、そうした外側があればそれだけでいいように思える。関川夏央氏が岩波から出した本が文学の解説あつめた本だってゆうんだが、それこそ昔の関川氏のイメージはいまの藤木TDC氏と似たようなもので、それがいまじゃ大学の先生で岩波から本出すってゆうんだから、まあそれが何なんですかって話だが、さて。