よる[ジャンプ感想]

ジャンプ感想、わすれていた。めだかちゃん。今週のめだかちゃんは良かったなあ。
 「友達が」といわれただけで「善吉が!」と相好を崩しながらめろめろっているめだかちゃんは今までの連載のすべてでもナンバーワンかわいい。
オレがめだかちゃんを読んでいてうれしいのは、「つぎつぎと新しいライバルが_!」ということをオレが素直によろこべるからだ。
 というのは、オレは、ジャンプ的な、トーナメント戦いとか、なにかに詰まると新しいライバルが、とか、とにかく延々と戦いが続く、とか、そういうのが嫌いだったのだった。
 いまいちのめり込めない。
 しかし、めだかちゃんにおいては、原作西尾の西尾らしいところつまり何かをひっくりかえしているようでも実はとても忠実という、ひっくり返し方がそれ自体で楽しめるというか、オレはこのオールスター延々物語を楽しめるようになっている。
 えっと本当はジャンプシステムと西尾的なるもの(たとえばそうですね刀語のようなはじめから人数が限定された形での12カ月ものみたいなのが西尾的といえるのではないでしょうか。クライマックスにおいての「最終目標」は、はっきりしている。しかし、ひっくり返す。ひっくり返しておいた上で、終わらせる。とにかく一回二回はひっくり返さないといけない。めだかちゃんにおいても、いったいめだかちゃんは強いのか、強いならそれは何が強いのか、強いってことはどういうことなのか、完全とはどういうことなのか、勝てるのか勝てないのか、ことば遊びと言われても概念くつがえしの快感には逆らえません。この「覆し」とか、「ひっくり返し」みたいなのは、「物語の流れを弄んでいる」ように言われたり、「メタ的なものを置いて嘲笑している」とか、なんだかんだマジっぽいのが好きな人から批判されますが、オレとしてはかえってそういうマジってる人の方がきらいですね。
 ジャンプでナルトをずっと読みつづけてそれで大好きとかいうのがオレにはわからんのですよ。がんばってますけど。多分。読んでないから知らない。
 
 まあジャンプにはいろいろありますよ。マジでいろいろ。
 
 さっきひさびさにゴルフの打ちっぱなしにいってきたら指がいたい。慣れるには打ち続けるしかない。のだ。