よる3

メモ
忍者寺、説明が完全にルーティンで流暢でニーソックス。
兼六園。素晴らしい。日本の造園技術の粋がここに。江戸時代に集めた苗木も生きているしきれいだし広いし。水そして紅葉。
21世紀美術館。昼と夜でも全然違う。もちろん今回の企画展、よかった、現代のアートの先端、ゲルハルト・リヒターの作品初めて見たがたしかにすごいね、巨大で写りこみ、どういう展示室に置くかも変数かもしれない、
しかし今回オレが惹かれたのはただで見られるやつだ。
外に置いてあるカラー・アクティヴィティ・ハウス。ジェームス・タレルのブルー・プラネット・スカイ。通称「タレルの部屋」。エルリッヒのスイミング・プール
どれも、空間にあって、ただそこにある、そして空とつながっていて、時間で風景を変える。
昼に見て、夕方の暗い時間で見て、一日ですごくその相貌を変える。
パトリック・ブラン「緑の橋」もよかった。豊穣だったし、その狭い空間でも、光の当たり方がちがうことを見越して種類として光を多く必要とするものやそうでないものに植え分けている。こまかい。
この21世紀美術館のなかの「光庭」と言われる部分は全部いいわ。
光庭2でやってた「クリンコロン」。鐘の音の作品。いったいどこにスピーカーがあるのだろう?わからん。でも空の下で鐘の音を聞きながらずっとそこにいたい感じがした。
梅田哲也の作品、大きすぎる部屋のなかで微かにうごく機械じかけのものたち。
こんなにも天井の高いところでないと成立しないのか。
 
全体としてオレにとっては直島豊島で見たアートたちの経験がすごく影響している。とくに空とつながっている状態であるとか、時間で変化するもの、について。
タレルの部屋は地中美術館のそれと金沢のそれでは同じものではあり得ないのに、それでも同じ空に見えてしまうんだ。

あと重要なこととしてはスタバでずっとほん読みつつ、店員の姉ちゃん可愛いなー思いつつお代わりしながら聴いてた菊地成孔粋な夜電波、どうも最近最後に追悼ってのが多いんじゃないか、でもaikoはとてもいい、とても、いい。衝撃の告白だった。