よる(帰宅)

帰宅した

金沢からのドライブで

 

1800くらいに武生を出たから2150くらいに帰宅できるということは

3時間ちょいということだ

なぜなら途中で短い仮眠もとっているからだ

すげえなと思うが300㎞前後の移動であれば3時間ちょいというのは

合理的に当たり前ともいえる(高速にへんな渋滞がなければ)

しかもだいたい80~90㎞/hをめどにゆっくりめに走っているほうが

燃費もいいし変な車線変更に疲労することもないので

かえってスムーズである

 

高速代さえ気にしなければいい話である

 

深夜割をうまくつかえばもっといいんだけど

眠いし

 

今回は

なんかね

 

美術館を出てそのあと

ゆきずりの喫茶店というか

町屋をレンタルしてコーヒー出す店で休んだ

のだが

こまかいことをいえば・・・

 

一人客が入るようなところではなかった

 

のであるが

 

結局最終的にツイートもしたのだが

 

地方の美術館は東京のそれにくらべて

ひとり客というのがほとんどいないのである

ほんとに

 

(こないだの「奇想のモード」庭園美術館とか

 女子一人客とかたくさんいたよ・・・)

 

なんかね

 

それって気にしなくていいんだと言うこともできるけど

そんなに額面通りで鉄仮面というわけにもいかないのだ

 

なんかが圧倒的に違う

 

すごく

 

格差ではなくて

偏差というやつ

 

かくじつにひろがっているのである

たぶん

 

地方の保守化が著しいというか

もう今後

景気が良くなることは無いのであれば

地方で住んで生きのびる

財産を守る

そして人間関係の摩擦をとにかく少なくする

周囲と同じことをする

同じであることが重要

意見も同じ

行動も同じ

多くの人がすることをする

地方ではひとりで行動するようなかわりものはいないのである

だから二人以上で行動する

目立たないようにな

 

そういう空気

 

 

かんじてしまうのである

 

 

美術はすごくよかったよ

とくにビデオ作品をこんなに面白いと思って観たのは

はじめてだ

 

あとでじっくり書きたいけど

 

同じもの(結婚的契約)を

違う展覧会におくと違う感じがする

それを受け止めるオレのほうの感じ方が違うのである

とか

 

太陽とその周囲のフレア

蒼というか青白いというか

すごく変な色とか

 

舟越桂の彫刻は

どこに置いても

すごく

顔に

表情を感じないので

それを見るこっちのコンディションによって

感じ方がすごくかわるのではないかという仮説とか

 

BLUEのほうは

そういうわけで彫刻と絵画

 

絵画はすごいね’(改めて)

何をどのように描くか

 

写真ももちろんすごいんだけど

写真は「何をどのように撮るか」

何を

絵画よりももっとすごくシビアというか

何を

を選ぶ時点ですごくきまるというかそんな気がして

まちのどこからもみえる屋根のある塔をあらゆる場所から撮るとか

 

細工したものを撮るとか

 

空中の人をとるとか

 

よくもまあ

 

 

あとまた小林さんにもどってくるのだが

小林さんというのは

誰だ

 

小林耕平

 

いやもうビデオにおける小林・山形の対話というのが

理屈になってないというか

左右という概念を忘れるそして軸でまわる

いれかえる

そういうことをしているうちに死に近づくという

なんで死なのか

ぜんぜんわからんのだ

 

その小林のつくる「兵器」が

みな

それぞれですよ

完全体ってのがあってね

 

板とバランスボールと板で

サンドイッチ

板と板はみどりの紐でつながれている

しかしバランスボールの弾力があるので

上の板がうごくようになっていて

上の板の上にはティッシュがあるのである

 

説明してもなんだかわからんだろう

笑える

そこがいい

 

文句は

 

係員がたくさんいすぎて

しかも作品をどこで鑑賞するかとか指示すんなばかやろう

と思いました

しかも暗くしてあるビデオインスタレーションなのに

ライトをしばしばつけるんじゃないよまったく

邪魔

 

渡辺豪の「まぜこぜの山」

ほんとうにすばらしい色

あのビデオは24分あるのだが

じっくり集中してみていないとわからない

わからないけど一か所に注目するとそこが変化することに

気がつくことができるとそのあとは全体の

めざましい

変化を

みているだけで24分なんてあっという間だと思う

 

あんなにすごい変化はみたことがない

 

あれだけでも

凄いと思う

 

だから美術に通うのはムダではない

 

驚くから

 

たくさん驚きたいのだ

 

 

あとはタレルの部屋にいって空をみた

 

タレルの部屋でぶつぶついちゃいちゃ喋りつづけるカップルだけは

かんべんしてほしい