ひる3

まあ。どうしてそうなった、かというと、バイトぐらしだったからであって、それはあきらかにオレが選択したことだって知っているので、今後も選択していくしかないわけである。
 それにしても正社員で5年働くというのは初体験なので、まあよくやったよダメ人間のくせに5年もったのだからな。何度も投げだそうと思ったが。今も投げだす準備しているが。
 なぜ投げ出すかというと別に長年かけて高い給与をつくりだすようなコースにそもそも乗ってないしつまらんことで精神を犠牲にするのはつまらん損だ。
 だいたいこういう日記ばかり書いている。オレがここ(はてな)で日記をかきはじめたのが2005か。8年くらいか。2005のころには専門の二年生だったわけで。30代半ばにしてリセットやりなおそうとして手に職つけようとしての夜間部学生二年目。なんの裏付けもないし年齢相応の収入もないし学費は親がたより。そらあれだ。
 なのにとくに日常に困ることなかった。
 彼女もいないが別に困らなかった。金のかかる遊びはアイドルのライブいくくらいで、あとは家でアニメみて銭湯と食堂で漫画読んで、ラジオきいて、遊びは充実していた。そうだなあ。不思議なほど困っていなかった。学校の授業に困ることもなかった。留年しなかったし。そこは、そういう脳ミソの使い方ができていたのだろう。とくに学校に友達もいなかったがまあ別によかった。いま改めて2005の5月を見てみたらテレビでハロプロ関係のものを毎日のように見ていてラジオもそうだけど、人気あったのねえハローも。そりゃ楽しいわけだ。困らないね。でも30代半ばだとまだ根拠なく毎日楽しくてなんとかなっていて、この先もどうにかなると無根拠に信じていられるのかもしれない。
 いまや43で生命の有限性がリアルでわかってくるの話である。
 
 こうせいおそるべしというが、むしろ「怖いものないやつは怖い」である。