よる2

飲んでいるのは地元の武重本家酒造の「御園竹」であるがこれうまいんだよ。マジで。
 
のみつつ、スタン・ゲッツ=ケニー・バロン、「People Time」を聴く。

サックスという楽器はとても不思議で、タンギングでどうにでもなるような「木管」なのである。金属なのにね。
 それはリードの存在による。
 
 リード楽器が木管で、マウスピース楽器が金管だ。
 
 オレは弦楽器人なのでこのあたりがよくわからんのである。オレはヴィオラの人であり、馬の尻尾でつくった弓の毛にさんざん松脂を塗りこんでその摩擦の力で牛の腸でつくったガット弦を振動させて鳴らす楽器の人間だからして。
 
 サックスは、なんか、「泣き」が表現できるなあと思うのである。木管としての「チャルメラ」と同じくらいに。
 
 あれはリードないよ。
 
 でもフルートが木管ならそうなんだろうな。
 
 なら尺八も木管になるんですけど。