よる

ちなみにひるの記事は宿毛駅前の閑散としたバス停のベンチで打ちました。
 小雨ふっていて。
 動きたくない感じでした。
 日曜ですが、静かでした。宿毛で日曜を感じたのは、ドラッグストアに買い物に来ている母子の車に乗り込む姿を見た時くらいですね。
 
 比較してもしゃーないですが、さすがに四国であり、中央から遠く離れている感じがします。例えば長野県は田舎ど田舎ではありますが、新幹線が直結していたり、高速バスが毎日何本も直結してたりするわけで。首都と。
 この辺、高知県西南部、深いところであり、高速道路は途切れており、大阪へは毎日高速バスあるけど東京へは盆と正月しか走らない、とかね。
 
 一方、さっきまで見てた中国は重慶の話、テレビ、つまり中国共産党は実験として農民を強制的に都市戸籍に変更させ農地を集約してITとかの工場を誘致して元農民は高層アパートに住まわせてということをしている。中国には職業選択の自由は存在しない。
 
 農民はプロ農民であり、野菜も穀物も家畜も経営しており、自作の酒まで造れるプロであった。彼は農地を奪われた。金銭で食い物を買う生活などできないと彼は言う。
 
 日本はマシなのか、どうか。
 
 さあ。
 でも人間はどんな日本の地方でも生きてるよ。
 
 NHK日曜美術館石田徹也。物体と混じり合って融合してしまたサラリーマンや、生命でありことを半ば捨てて物体と化した人間などを描く。
 さっきまで見てた中国の老農民の横顔を思い出す。
 彼も間もなく人間から人間ではないものへと変容していくだろう。