あこがれ

あまり他人様に憧れないようにしようとしてきたが

それでも憧れる人物はいるもので

たとえばオレが四万十川ウルトラ(60km)に

出たときにいらっしゃったじじいが

いてこのじじいはかなりの前傾姿勢で

速足で歩くのだが

前傾だからしょうじきバランスというか姿勢コストが

高いわけですよね

しかし一定のペースというものをもっているので

結局完走するわけである

ああいうフルマラソンを越えた距離の世界というのは

完走した人が偉いのである(タイムは問わない)

完走するってどういうことなのかは完走した人でないと

わかんない

 

オレがこう書けるのも一回60kmを完走できたからで

 

なんとか人生行路でもう一回完走したいなあと思っている

ので

その爺が憧れ像である

 

もちろんメンター的な人物とかいるけど

そうなりたいわけじゃないしねえ

 

だから「歩く旅」とか「歩く人」に憧れてるのである