神田和美は強い子である。というか。なぜ、彼女は先生のいうことをそのまま聞きたくないのだろう。なぜ彼女だけが。さきほどまでの「人間」の例で続けると、このドラマには人間が二人しかいないことになってしまう。先生と、和美である。人間は良心も持つが、自尊心も持つし、独立心も持つ。先生の信条は「目上の者には服従せよ」であるが、和美は「服従したいのではなく、その方式と別の方式でもやっていくことは可能なのではないか」と言っている。恐怖政治5人組。4人組でしたが、要はそのルーツである江戸時代の五人組と同じことをしているわけで、連帯責任。にしても今のところ、チクリに対する報酬が出てこねえな。脇役に餌はやらんということか。