恥の件はこれくらいにして。次、「言い方」。先生が、神田さんを犯人であると査定したそこのところの正確な言い方を、今ビデオを見ながら再確認します。
「本当は全部つくり話なんじゃないの?」
「そんなことありません」
「じゃあ、なんで何も言わないの、その友達は、今」
「それは    ・・・・・わかりません」

「・・・仕方ないわね、その友達が名乗り出ない以上、あなたがやったとみなして、罰を与えます(以下略)」
というわけで、「あなたがやったとみなして」である。ある意味、苦しい。どうとも取れる。先生が「神田が犯人だと思っている」とも取れるし、「神田が犯人であると政治的に確定して事態の収拾をはかる」とも取れる。実際には、このドラマの視聴者は「先生は神のごとくにすべての情報を持っているので真犯人が誰であるかと神田が犯人ではないことを知っている」と思っている。そういうわけで、ドラマでしかありえない「先生の超人ぶり」が、ここではいい方へ働いて、「先生は神田は犯人ではないと認識している」ということになった。超人。そうねえまさに超人。弱きものに同情することだけはしてはいけない。絶対禁止。