磁力と重力の発見〈3〉近代の始まりを今日から読み始めた。どうせなら1から読めといいたいが3しかなかったのだもの図書館に。えーと、直接関係としてなぜ地球が動くと考えたのか (集英社文庫―大発見)がある。まず、「なぜ地球が」の方は有名なるコペルニクスとそしてガリレオなどの話だが、それだけではなくこれは全5巻シリーズの中の1冊であり、科学史の様々な側面が語られる。結局は科学は自然科学であり、サイエンスであり、世界の構造と仕組みである。みんないろいろ考えてきた。現在の我々の知っていることが正しいことだという保証はどこにもない。我々は「まあいろんな説を出してきたけど今のところこれが正しいんじゃないか」くらいでしかない。政治とか社会の仕組みとか、みんなそうだ。で、話を戻すが磁力と重力の発見、これの作者、山本義隆氏は駿台の講師である。大学の先生とかじゃないんである。と、出版当時の書評にあって、それでずっと覚えていた。なんでも徹底的にやる人というのがいるものだ。アマゾンでレビューちょっと読むだけで圧倒されるが、本書を読んでみるとまあこれが読者がなるべく理解しやすいように配慮がある(もちろん内容は高度だと思う)、さすが講師だという話である。技術である。