六本木に行ってきた。
いくつもり満々で家を出る。しかし、先にやることがある(テスト勉強)。というわけで都立中央図書館にいく。有栖川公園である。祝日、外人だらけである。外人子供と日本人子供がまざってブランコなど乗っている。この人たちのうち、日本に定住してるのは何%くらいのだろうか。さて勉強する。混んでいる。受験勉強シーズンは本格化しているのである。10時台に入らないと座れないね。あとついでにAERAとかSPA!とか読む。神足さんの連載、まだやってたんだ。すごい長いな。今回は町田女子高生殺人事件。主題は絶望である。コミュニケーション能力のない、どっちかというと駄目な男子高校生にとって、すぐそこにいる美人の女子は「もう一生手のとどかない」ところに行ってしまう、行ってしまうのならば(俺の手にはいらないならば)殺してしまえ。どうして「もう一生」と確信できるのか。この世の中を見ていてそう思うのだ。どうせ中流にもなれない。下流で生きるしかない。「天城越え」が引用されていた。「誰かに盗(ト)られる くらいなら あなたを殺していいですか」。どうしてか。自分の幸せにつながるはずだったものが、盗られて他人の幸せにすりかわっている。そんな非道があるものか。逆恨みというやつである。あ、ちがう。そうではない。自暴自棄。これも少しちがう。でも全体としては自暴自棄であることに変わりない。自分はもう幸せな人生をおくることはできない。
とはいえ。図書館を出てあるく。いい天気である。1時40分ごろ、六本木ヒルズアリーナにつく。下手側(ちとステージより高い位置)につく。柵から5列目くらいである。しかし、延々と待っているあいだに人間がうごき、隙間ができるたびに少しずつ動いて中に侵襲していく。ラッキーなことにおおきめの幅のおばちゃんが去ったおかげで2列目を確保。ベスポジ。後にわかったのだが、下手にMC照美が座っているので上手に座ったべりっこたちは全員下手側を向くのである(質問をうけるたびに)。スーパーラッキー。そして角度的に、全員の顔が見えたのである。わしのすぐ左のヲタは小俣さんの頭(牛コスプレの、角)が邪魔で雅ちゃんが見えないと言っていたし。まったく角度は微妙である。ところで二人三脚は無かった。はははははh。モロ口パクとはいえ、新曲を早速ライブで見れたのは幸運というしかない。ミニスカ、まだ肉のつききっていない脚は「奇妙な形」である。そうみえる。ただ細く長いだけならモデルを見ればいいんである。
質問が、全員答える形式のもので、正順と逆順があった。
キャプ⇔熊⇔ちなみ⇔まーさ─┐
    雅⇔りしゃ⇔桃子───┘
キャプからはじまって、後列から前列にきて雅ちゃんで終わるパターンと、逆があったんである。質問に、他の人と同じ答えをしていてはいかんのである。そこでさすがと思えるのはまずキャプテンが最後だった質問「今年の一番の思い出は」。みんな「スイッチオン」とか「単独ライブ」とかいう単語で言っていたが、キャプテンはちゃんと「ハロプロライブもダブルユーさんとやったライブも単独ライブも」と全ライブをフォローしていた。それから、雅ちゃんが最後だった質問「今日は勤労感謝の日ですがお父さんお母さんにどういうことをしてあげるですか?」けっこう虚をつかれた質問であり、キャプテンが「特に考えてなかった」というのを皮切りにみんな「(考えてなかったけど)○○をしてあげる」という答えかたで言っていた(りしゃこは悩んだすえに「重いものを持ってあげる」と言い、照美から「ああ、家の前で帰ってくるのを待ち伏せてて最後の5mくらい持ってあげるのね」とかいう広げ方をされていたよ。でもりしゃこなりに、「答え」は進化している。とにかく何かを捻り出そうとしている。えらい。)が、雅ちゃんはキレイに「今日一日、笑顔でいたいと思います」と答えていたよ。もちろん、最後というのは考える時間があっていいわけだが、ちゃんとすわり順にも理由があるんじゃねーかと。
顔。前列3人を見ていると、やはり桃子だけ純日本人だなあと思う。りしゃこはなにか別の生き物のように、透明な顔をしている。雅ちゃんはいつもの「雅ちゃんという種類の顔」をしている。桃子は「日本人のだささを含有する上での最上の可愛い顔」をしている。
出来事としては、あんまり歌衣装の露出がはげしいのでそのままでは寒いのでインタビュー中はスタッフから上着を出してもらってみんな着ていたのだが雅ちゃんの黒ジャンパーが似合っていたのと桃子が肩まわりにボアのついてる高級そうなのを着ていてああそりゃ貧乏キャラは狼でつくられた伝説なだけだもんなあと思ったよ。キャプテンが(私の記憶では)確かダークグリーン系のチェックの上着だったんだよなー。