オープニングが、(今回だけかね)変わっていた。「リフ」というものについての歴史的考現学的叙述。大地を、身体で感じる。大地と交流する。それが海でも陸でも波にのる。
交響詩篇エウレカセブン#33「パシフィック・ステイト」。なんだか分岐点ですよと大きい声で言われている気がする。パシフィック、ラテン語で「平和にする」の意。あんたはそんな子じゃなかったはずだ。エウレカ、はじめのころはとりつくしまもない子だったのに今では不安の塊だ。生まれ変わると殻が薄い。でも今の、レントンの手を必要としているエウレカの方がいいという人もいるかもしれない。誰も一人では生きれない。明らかにエウレカは変わった。顔が。最初のころの端正なシャープな美しい切子細工のような作画はどこかへ行ってしまった。今のエウレカはジャガイモから造型しようとしたら失敗したようだ。ホランドホランドレントンに謝るような人間ではなかったし、リフもろくにできなくなって涙と鼻水を流して女の前で俺だせえと言うような人間ではなかったはずだ。でも今の、柔らかめなホランドの方がいいという人もいるかもしれない。関係ないが、人間の顔には見えないベア博士とホランドの2ショットというシーンがあったが、べア博士の顔の曲線につられてか、ホランドの顔もそこではおかしかったぞ。というか、ホランドの、顔と身体の大きさのバランスがおかしかった(顔が大きすぎる)。錯覚だろうか?
ストーリー的には「とにかくこの星を壊させない」のが目的だとわかった。具体的方法はよくわからん。わからんが、まあロングボードに乗ってるエウレカちゃんの顔はここ数週では一番可愛かったのでいいだろ。あんなに一瞬しかシーンが無いなんて、いけず。