しかし、これが「地道にやっていればいつか認められる」ということなのだろうか?
アイドル好き人間に多いのがアイドルの成長を自分に重ねあわせようとするタイプと、アイドルを家族きょうだい子供のごとくの身内成長見守り日記とするタイプである。はじめの方は「彼女たちもがんばっているしオレもがんばろ=−」だと思うが、後ろのほうは「ああ・・あの子たちもあんなに大きくなって・・・よく育ったね」である。
おもえばあの松浦Wベリという組み合わせで神宮で花火で国立だったり尾道だったり(尾道は中止になったんですよ。いまでもちょっと恨んでるけどあんな機会なかったら広島空港なんていかなかったしな)してたもんだがあのころのキッズは完全におまけというかゲストだったわけで。それがいまやキッズだけで横アリやったり国立やったりする2008。しぶとい。生き残り。つづけているといいことがあり認められる。確かにそうだ。がんばっているから。誰もこんなに長くつづくとは思わなかったわけで。メロンにしてもキッズにしても(ここでは娘。のことはちょっと除いて考える)。キッズが世に受け入れられているとはあまり思わないが、長くやっていれば名前を聞く機会は増え続けていくし、ジンギスカンは地味に長く細く売れつづけているようだ。たいしたもんだ。そういうのを見て、やっぱり、自分がまだ引退した老人でもないので、見守るだけじゃなくておまえもがんばれよ、というわけだ。基本的なアイドルの効能。みんなに元気をわけるよ!きみがぼくのビタミン剤さ。旧い言い回しが、かえって新鮮だわ。それにしてもまさかこうなるとは思わなかったよまったく。ハロプロキッズという名をつけた奴は誰だ。いくつになってもキッズだな(いい意味で)。