デリヘルのおねえちゃん

YJ。ヤングジャンプ
やっぱりベテランは面白い。今日はまず車イスバスケの漫画をよみドキドキし、それからべしゃりぐらしを読んでドキドキした。緊迫した。主人公の、その他のキャラたちの、実際に漫画の中で感じている緊迫感が伝わってきた。同化した。そしてドキドキした。自分が漫才学校の学生のような。自分が車イスで坂をこれから上るような。そんなものを目の前にしたような緊迫緊張を感じた。漫画なのに。漫画だから。
 で、デリヘルの漫画。
デリバリーシンデレラ
です。
感想。このデリのねえちゃん、フィクションだ。そして客。客もフィクションだ。そして。それでも同化できる漫画とできない漫画があるが、どうもオレとしてはこの漫画は同化できない側に入ってしまう。あまりに幻想だから。
 結局「愛あるスマタと愛のない本番では愛のあるスマタが勝つ」とこの漫画は言っているのだ
が、それにどうも説得力が足りない気がする。足りない点は、そもそもこれがデリヘルなところである。
 愛あるデリヘル。それは理想だ。なにしろ好きなときに金で女の子よんでしかもそこに愛がついてくるのだ。愛が金で買えるのだ。好きなときに。
 そんなわけない。
 たしかにデリヘルの女の子の中にたいへんにいい子もいるでしょ世の中広いんだから。
 しかしそのやってることが「愛ゆえ」なやつなどいない。愛+金ならあるだろ。
 結局サービスである。
 サービスに心がついているかどうか。
 そう考えると、あの本番やりまくりの子も、サービスにこころをつければよかったのである。そうすれば本番+こころ、で、鬼に金棒である。
 ん。それって普通の世の中の人たちがしてることかい。金のやりとりなしで。
 さあ。
 
 よくわからなくなってきたが、ミヤビちゃんはがんばってほしい。
 
 こういうテーマは難しい。真剣に考えないとひとひねりもできない。
 愛にはいろいろ義務感とか責任感とか付録で必ずついてくるもんだとおもう。多分。