なんでしょううまく

朝からマスターズ。昨日も今日も。
こんなトッププロたちがミスショットをしてしまう。3パットをしてしまう。おそろし。
 
 昨日は結局、うまいことまとまらなかった。映画の感想が。
・孤児院を題材にした作品2つの、つながりというか共通点
サイダーハウス・ルールズ」と、この「冬の小鳥」
・かなしいことを自分の中におさめないといけないことーーというか「かなしいこと、許せない現実」を感じてしまうがそれは他の誰かに押し付けることができないこと、だから自分がそれと折り合いをつけないといけないこと(映画をみていたら自分の中学時代の記憶がよみがえってきて嫌悪とか思いだしてきたゆえ)
・女性が女性ゆえに苦しむ題材(映画では「姉さん」が、養女としてどこかの家庭にもらわれていくのだが「どうせ家政婦扱いしかされないんだわ」といって最初は抵抗する。そして好きな男にラブレターを渡すが、おそらくはふられた。そのあと自殺未遂。そのあと最後は淡々とどこかの家庭の養女として行く。ここでもしこの人が男性だったら「家政婦」扱いではなくなにか他の扱いになるだろうーー身体障害のあつかわれかた。
・しかし。映画の中で。唯一といっていいくらいみんなで笑うシーンがある。この「姉さん」が、絶望から自殺未遂してなんとか命が助かって。そして孤児院にかえってきて、みんなの前で「こんなことはもうしません」と宣言するシーンがあるのだが、これが、なかなか言葉をうまくつなげられなくて、訥々であり、そしてさいごにはなにかおかしくなって笑ってしまうーー姉さんも、皆も。「もうしません」といいながら笑ってしまうのである。
 みんなはこどもたちであり、事態の深刻さとか、たぶんちゃんとは理解していない。でも場の空気はわかるんだと思う。真剣にまじめにしていなくてはならない場面ーーであればあるほど緊張感が笑いに代わってしまう瞬間がある。
 なんともいえないシーン。
 
 マスターズは3日目がようやくそろそろ終わろうとしている。マキロイが逃げを加速している。