冬の小鳥

みた。紀伊国屋ホール、チャリティ上映。
泣いた。
主人公の女の子が歌を歌うのである。一回は大好きな父に。一回は、孤児院で、
厳しくも世話してくれたおばさんに。
もうディスクも販売されてるし今さらネタバレを恐れる必要もないのである。
 
でも、未だ見てない人に向けて、あんまり全てを文字にしてしまうのも、ためらわれる。
 
 でもすごく素晴らしい作品なのである。

 
孤児たちを見て、連想するのはアーヴィングの小説「サイダーハウス・ルールズ」。この映画とともに、孤児の物語。孤児院。孤児たちはベッドを(布団を)並べて眠る。
ずらっと。横に。並べて。
パジャマで。
孤児たちはなるべくはやく養親にもらわれようと頑張ってアピールする。
孤児たちは食い物にこだわる、隠し場所を発見する。夜中に起き出して食べる。
 
 そんな孤児たちのこころね
 
 もういろんなことが思い出される。韓国。いわゆる『性接待』の悲劇。そして女性たち。この孤児院は長を除いてすべて女性。女児のための孤児院なのである。
 たぶん。
 
 ひとり、孤児たちの世話係、というか、貰い手がなくて大人になってしまった孤児のような女性がいる。たぶんポリオかなにか、あるいは先天性の変形性股関節症か、歩様のおかしい女性が、孤児院にいる。
 この女性も、そして、シスターたち、さらに世話係のおばさん。
 
 ジニ(主人公の女児)はほとんど孤立した状態だが、孤児院のスタッフは皆、なにかをひきうけている。
 
かなしくて、涙をオレは流したが、再出発なんだという意見を受けて。

オレの決めたこととしていちどうpしたものは削除とかしない方針だったがちょっと八つ当たりしたのでいま一部削除して再修正した。
 過去がきらいとかは在るがそれはそれとして全部オレのものだ。