よる4

そのあと日吉に戻り、
「リズムと身体運動」シンポジウム。 
 バイオメカニクス学会と身体知研究会の合同。
 
 よくわからんがリハビリとの関連がたしかにあるのである。たぶんそうだろうと思ったが本当にそうだった。
 これなど。
http://www.myk.dis.titech.ac.jp/~miyake/control_system2011_1.pdf
 
だがじっさいに学問・研究であるよと言う、宣言する、大学の中で行う、という行為にとっては数量化や明晰さが要求されており、なんかわかんないけどおもしろそうだからいろいろ考えてみたってだけじゃあ誰もお金をくれないのである。
 
 それでも面白いような萌芽がある、あるけどどうにも既成の学問ジャンルからはみ出さない感じが残っていたのは残念でもある。
 
 なんとなく思うのだけど、メカニカルな身体とエモーショナルな身体とがあって、それぞれは有機的に結合したり分離したりしているのだけど、それぞれについて、たぶん心理というなかなか記述しがたいもの(こと)がそこをつないでいるのではないか。知覚と運動との架橋である弓状束のごとくに。
 心理的なものごとというのはいつも「科学の要請する厳密な(再現や検証が可能な)記述にそぐわない」として排除されがちだと思うのだが、じつは感情そして心理が人間にとってのどのくらい大きい面積体積を占めていることやら、である。
 それはおそらくは西洋の身体知識からは索敵できないところにいる「気の流れ」のルートみたいなもんだと思うのだる。
 
 メモとってきたノートがあるのでみなおす。