よる

帰宅した。地獄的ハードさだったわ。こわいこわい。
 
さて訪欧について。まあオレの原風景は、読書で得たものだからね。「何でも見てやろう」(小田実)と、金子光晴「マレー蘭印紀行」なので。このあたりの人物たちは、時代の差こそあれ、みな船でアジア通ってシンガポールからマラッカ海峡を通りインドの南からスエズ運河をとおって(スエズの開通は1869)地中海に入り欧州の地を踏んだのだ。
 
 そういう時代である。
 
 まあでもたくさんの若者が欧州に行ったのだよね。お金のある人が。
 ない人もいたかもしれないが。
 
 それはなぜなら欧州は『先進地域』だったからだ。
 いまでもそうなのかいまはそうではないのか? 
 
 なんにせよ旅行はいい。旅に死にたい。いつもそう思う。