よる

米ほどうまいもんは無い。仕事がズタズタでボロボロでこころがぐっさぐさだったとしても米はうまい。これは真実であるので、そして絶対真理であるので、揺らぎ無い。しかもオレが炊いたのだ。圧力鍋で。うまくないわけがあろうか。
 
 仕事でぼろきれになって帰ってきたので帰るやいなや焼酎あおってHDD再生。「城崎温泉(新日本風土記)」。ドキュメンタリーぽいが、これは抒情詩である。つまり創作物である。ただのどきゅめんたりでこれだけストーリーがあるものか。編集の産物。
 
 人間を憎むのはあとにして、とりあえず、具体的数値的ゴールなくして運用なしという奴がいたら、それが黄金律だなどと思うなよと言いたいのだが、言ってしまうとオレが誤人になり、瘋癲、
 おかしなやつ。
 
 いつもおかしなやつと思われへんなやつと思われ笑われている。笑う奴の心の中を想像している。人を下に見る態度がいったい極楽への道をどのくらい阻害しているのか考えてみるがよい。オレは笑わないと決めているので笑わない。