よる

夜である。
仕事を終えて帰ってきた。
 
終えたというがべつにおわっていないし上司の判断によっては明日だってエンドレス作業におちこむことだってある。
 
ラジオで録音した不毛な議論をきく、たのしい、どうしてこの番組は楽しいのだろうか、わからんがきいている、音楽が好きである、「馬鹿レビュー」でのリコーダーのうつくしい音楽は大好きだし、内容にしても芸人がリスナーに自分のやる公演の台本をもとめてみたりガリロリ疑惑をネタに使ってみたりいいかげんなもんで、しかしこの番組が面白いということを書くためにはこれだけの説明では全然たりない。伊集院氏がうちたてた独り喋りの深夜ラジオを長年やるという事業、後継ぎがいるとすれば山里氏だけなのだが、
 はたして山里くんは伊集院の後継ぎになれるだろうか、オレは慣れるほうに賭ける。
 
 伊集院氏はおそらくはそのうちにどこか違う場所にいくと思う。あるいは自分から引退するか。
 
 山里氏はなんかちょっと違うのかもしれない。テレビでもラジオでも劇場でも活躍する吉本の人であるから自分で決めて自分でそのスタイルをうちたてるということにはなかなか困難があるのかもしれないが
 (そう思うと、ホリプロという場所にあって自分のスタイルをうちたててテレビ仕事を抑制するということができる伊集院氏はなかなかかなり稀にレアの人物ではないか)面白さとはまた別の観点で。