よる

帰宅。
新幹線にのりこみ、崎陽軒で買った幕の内をいただく、東京駅の崎陽軒売店限定の。おいしいおいしい。シュウマイが4つで、うち3つがノーマルで、1つがエビシュウマイなのだった。うまいうまい。
 
盛岡について、106急行バスにのりこむ、どかっと席に腰をおろしてここから2時間ちょい、と思うとともに、さっきまで乗っていた新幹線の座席の小さいところからバスのいくらかでも広い感じに移ってきてほっとするとともに、このバスにのるのももう何回目なのか。20回くらいはもう乗っているはずでおなじみである。だから新幹線からバスに乗り移るとほっとするのである。
ほっとするとともに。
 
本当ならば「家に帰る」ことがうれしいはずなのだが。しょせん「仮のすまい」なのである。いつも仮のすまいだ。どこにもどうにも居つかない。それが苦痛であるような気がする。自分の軸の無さがくるしい。
 
同時にまた。目標(いきさき)なきよるべなき漂流みたいな感じにもうんざりする。
 
いや。