露が
梅雨がくる
草々に
早々にやってくるね
おきて新聞かいにヤマザキにいき
読み
日曜は歌壇俳壇
みな
過去のことをふりかえったり
過去にいた家族(いまはいない)をおもったり
過去におきた災害のことと被災地でいまもくるしむ人のことを
うたったり
自分のいまのこと(くるしみとかかなしみとか耐えてるとか)を
うたったり
うつくしい自然の風景をみたこととみておもったことをうたったり
社会の出来事をうたったり
出来事について自分がおもったこと(それは怒りをよびおこす
それはかなしみを
それはその人はすごく偉いなあとか
その人はなんともどうしようもない愚劣な人だなあとか)
を
うたったり
うたったりしているわけである
時空をこえるし空間もこえて時間もこえて
つまりいつのどこのことについても
うたうことはできるのである
それが歌壇俳壇
そしてその中で評者がいろいろえらんでえらばれしものが
掲載されるのである
いっぽうで社説にかわって日曜はなんかこう社会時評
のようなものがのるのだが
オリンピックについて公平性が
担保されなくてはならない
担保されないならば開催を中止せよ
という論旨だったのだが
つまりそれはワクチンは世界の国でそれぞれ
進捗が異なっているとか
紛争によって参加することじたいが叶わないとか
人権が無視されたり踏みにじられたりしていることとか
あって
パレスチナからの参加は
住居地から出るときに検問があるとか
ワクチンもぜんぜん接種がすすんでいないような未開の地(日本の事です)で大会を行うなんてなんて人道にもとることなんだとか
そういう話ばかりであるが
この時評は会社(新聞社)の中でどのような品質保証をもって
掲載されているのかな
と
公平性なんてこのいまの現代の世で
もっとも軽視されているもののひとつだわね
倫理学というものがほとんど風前の灯である現代の象徴
死ぬ寸前になってはじめてちょっとだけ意識されるような