sanukimichiru’s blog

なにかありましたらkurohakoshobou@gmail.com まで(@は正しいものに直してね)

漫画家いまむかし(今の漫画ってそれこそどうなのかね・・・)

結果的にツイッタには書かないがYJかってきた

イリオスもジャンケットバンクも休載だが

バツハレとカテナチオ(隔週だっけ)とキングダムとかのつづきを

読んだので元はとれただろうたぶん

バツハレはなんか女子宴会旅行につれてこられた男ひとりが

そのうち一人の女子から

セフレになろうよ(あるいは)と迫られてる話になっているが

それはもちろん男の夢ってやつでがんしょ

キングダムは無血開城になったが

寧姫がそのごどうなったかまでは今週にはなく(そのうち)

カテナチオ

変なプレーヤの背景の話になったりして(まさにこれは

一試合の中にあらゆる個々のキャラの過去をぶっこむ

ドカベンにおける四天王のそれぞれの過去を一試合にぶちこんだ展開

的なかんじなのかなつかしいなあ里中殿間岩鬼山田のそれぞれの中学生時代とか

描かれてこいつらぜんぶぜんぜん中学生じゃねえなっていう

考えてみればあの漫画は高校野球でありながらぜんぜん高校生らしくない

やつらばかりがいて

当時の岩鬼が武蔵坊のところへお見舞いだかなんだかにいくときは

まだ東北新幹線もなかったはずで在来線特急の描写があったはずだ

どうしてもオレの漫画のきおくというと

新潟の水島先生秋田の釣りキチ三平といった

北信越あたりの感じのイメージである

三平は矢口高雄先生ね

 

矢口先生水島先生といえば世代としては

同年の生まれであり(昭和14)

note.com

劇画ブームもあったり

なんというか昭和10年代の世代ってやつは

そういう世界の中で育ってるから

気合とか

汗とか夏のあつさとか稲作とか自然の風景が自然にあったことを

覚えているわけだなあ~~と思う次第である

劇画出身の人は日本の風景を描くが

いっぽうでどんどんかわっていく日本の風景を描いたのが

たとえば

1980年代の上條淳士は吉祥寺などの街を漫画の背景にして

その精密さをオレは憶えているわけだが

 

例としては

であり

 

吉祥寺ではないが背景という意味では

ameblo.jp

背景描写のはなしである

 

上條の漫画はすごく乾いていて(なるべくウェットな感情描写しないように漫画をつくっていた印象)

しかしそれは背景がそうさせたのではないかとも思っている

音のしない背景である

背景にあるすべてを止めて乾かして絵にするとそうなるといった具合

 

矢口や水島の描く画面は日本の風景のうるささが全てかきこまれて

いるから水の水音夏のむわんとした水蒸気のべたつく感じとむーんという

擬音で語られかねない精神にきこえてくる音が満載な気がするのである