実習回想他

実習回想他。
 
 さいきん回想記録の重要を感じて、この「19702XX」のところにいろいろ過去回想考えを書いているが、ここは「理学療法士になるための専門学校の実習で感じたこと」の部である。その時期は、すでにはてなで日記をかきはじめているので、苦しい苦しいのことは書いているが、プライバシーに配慮したことや実際の病院名などは伏せられている。
 また患者さんの状態についてあまり微細に書くと個人特定できるおそれがある。
 しかし時間がたって、あるていど経過したので、ここでわりと書いても個人特定にはつながりにくいということができた。
 もちろん、ここに病院名は書かないので、うまいことセーブしながら、書いていきたい。自分のために。
 
 ところでなぜ書くかである。
 原点というかオレがなんとか仕事をしていられることの確認の意味がある。
 そして、「とんでもねえ偉大な人がいた」ということを書く必要がある。
 さらに「こんなに理不尽だった」ことも書く必要がある。
 実習生を指導する立場になったときのためということもある。
 
 いま(2011、Jan19)、ネットで日経ビジネスオンラインを読んでいた。日産でGT−Rをつくるチームの水野さんという人のインタビュー。Fヤマグチによる。
 水野さんによれば、仕事は苦しくてつらくて当たり前だという。
 楽しい喜びは「お客さんの喜ぶ顔をみるときだけ」という。そのためにやっていると。
 
 おなじようなこと、仕事は辛くて苦しくて当たり前ということを、本の雑誌でのインタビューで、筑摩書店の人が言っていた。あの号は捨てないでとってあるだろうか。
 
 仕事を楽しむなど、とんでもない。
 「サーヴィス」である。
 
 2010年の最大のヒット「もしドラ」、この作者のハックルさん(はてなでは昔から有名)のブログ。ここでオレも「もしドラ」の原型を読んでいたが、ドラッカーの言うことのはじまりは「顧客」である。
 
 相手。
 
 そのことをオレはいまいちど確実に確認しないといけないのである、リターンをもらうその相手はオレの顧客である。同僚なんかどうでもいいのだ。オレのやっているのは一対一のマンツーマンの仕事である。
  
 実際に実習場面においては数多くのPTと会ったが中に本当にマジで仕事がすごい好きというかサーヴィスの追求にマジつきつめてる人が何人もいた。彼らのモチベーションの元はなんだったのか。つまるところ顧客なんだと思うのである。
 楽しさとか「らく」であるとか、どうでもいいの精神である。
 そこを突いて考えていくしかない。

 のである。
 
 さいわいいちおう記録は捨てないでとってあるので、なにか生かすしかない。オレのゴミ屋敷のゴミを宝にかえてやるの勢いで。