有馬の枠順が発表され、改めて表をみる。ディープに4着になってほしい私としては、その上の3頭を考えないといけない。あくまで、競馬は一回一回の決戦なので、別に絶対尺度でディープが弱いというのではなく、紛れがかなりあるということを信じてるだけだ。特に有馬は乱ペースや変なアクシデントや。それでも強い馬がちゃんと調整していい騎手がまともな騎乗をすればいいところまでくる。いいところまできて、それで何着になるかは知らん。だからまずは強い馬といい騎手が誰か、ということだ。とりあえずリンカーンハーツクライを挙げてみる。あと1頭を誰にすればいいのか。
R25をもらってきて巻末エッセイで石田衣良がまた泣けるのを書いている。要旨だけ書くと「日本人は何故か自分を誰にも分かってもらえないという孤独感を色濃く感じているがそれは想像力と共感の貧困に過ぎない」。ちょっとちがうかも。でもそうかも。分からないのが当たり前である、と、想像力によってかなりの部分を補うことができる、は両立する。いわゆるコミュニケーション能力の有無とかレベルとかスキルとかが叫ばれている昨今、適当に「まあわかるような気もするが分からんような気もするよ」とへらへらしていられる感じも必要なんじゃないのか。キーワード、へらへら。小春は、一見そうは見えないが、偉いよ。よくもまあ、ちゃんとうまく甘えることができるものだ。大したものだ。大物は確かに違う。たまたまそれをミラクルと呼んだだけだが、別の呼び名でも構わなかった筈だ。