携帯を買いに行くの巻・
駅ビルの携帯屋は「三井住友VISAカードでの料金支払いにすれば」の条件つき。うざい。夕暮れの街をあるいてイトーヨーカドーへいく。ひろいすずしい。貧民の憩いランド。家族連れ。その他。さて携帯ショップでうさんくさい店員さん4人いた中で一番普通そうなお兄さんに初心者の質問をどうどうとぶつけたのちにドコモの何かを買った、シャープさんのつくった携帯を・1円で・充電器は別売りよ・30分待てというので中の書店でオーケンわたくしだから改 (集英社文庫)を立ち読みし、泣く。オーケンの昔のデビューのころの。なんか忙しいし、なんか彼女がいるし。結果的にそのあと彼女と別れて・何で別れたんだろう・オーケンの文章はいつも「テレプシコーラ」を読むときにすぐちかくに載っているので読もうかなと思っても小説なので読まないでいる。オーケンのエッセイはもんのすんごく好きなんだけど。
携帯を買うのに時間がかかったのは買ったところでパケホーダイが必要なくらいのメールのやりとりなんてありえないと思って否定的だからであった。じゃ、なんで買うのか。なんかとうとう、持ってないと社会生活が営めなくなってきたからである。持ってないでもやっていけるのは持たなくていい人であり運転免許を持たずとも運転士がいてあるいはタクシー料金などいくらでも払ってやるという人で、つまりは貴君に連絡を取りたい場合には取りたい人が必死になって連絡手段をとるわけである。とてもじゃないが貴君に「携帯もたないんですか?」なんて失礼でいえませんレベル。失礼。これ大事。そんな大人物じゃないので携帯購入。オーケンの哀しみと混ざっている。哀しみが大きい人には興味がある。