ちなみに

今日の写真はスタバとは何の関係もありません。実家の机の上のコップとバナナです。
その後、ジムでさっさとエアロこいで帰る。
 
スタバでは読書してた。久しぶりに読書タイムをまとめてつくらないとまったく本をよまなくなりそうな気配がしたもので。
内田樹が書いた村上春樹についての本を真剣によむ。
けっこう重要なことが書いてあるような気がしていたので。
しかし内容的には、そこに出てくる橋本治高橋源一郎の方が気になってしまった。橋本と高橋の共通点はひとつだけあって、それは「てんでばらばら」に見えることである。どちらも、小説も書けば評論も書く人である。それも、何についてでも書ける人である。方向性がてんでばらばらに見える。
 一方、村上春樹は徹底して・・・いや翻訳とエッセイと小説、そのくらいは書くよね普通。評論をどんどん出す高橋と橋本の方がどちらかというと小説家としては異端だよね。
 いや読書なんていいだしたのは、ジムでターザン読んでいて、「脳」の特集号で、言語関連の脳機能は老人になってもおとろえにくいとあったので、やっぱ本は読むべきだよなあと思いなおしたところであった。確かに読み書く能力は老人けっこうすごい。オレは近眼かなり強いので老眼になりにくいという利点がある。よかったよかった。迷信かもしれないが。
 それで村上の話である。
 村上の小説で一番好きなのは、「ダンスダンスダンス」である。
このこと、日記に書いたっけ?(検索している)
わかった。1回書いているが、一番スキということについては書いてない。ので、ここに書く。
オレが、ダンスダンスダンスを一番スキな理由は、ハワイが楽園だからである。ピニャコラーダ。コンドミニアム。ビーチ。海、ラジカセ(巨大な)。ポップミュージック。少女とすごす楽園の日々。
 現実に存在する「楽園」をモデルに書いた情景で、これほどに「限定的な真の楽園像」にせまったものを他にみたことがないのである。
 あるとすれば、安達哲「キラキラ!」における一瞬刹那あった学生たちだけの楽園くらいのものである。でもあれは短すぎた。
 ある程度の時間のスパンをもった楽園の生活はあそこにしかなかったのである。
 「カフカ」の高知県山中での一人の生活は確かに楽園的ではあるがちょっとストイックすぎる。
 かんたんだが、あの描写を読んだ記憶だけでオレはハワイに行きたいのである。おわり。