ゆうがた

フィクションがしみる。というかもはやリアルの生活にそんなにドラマあるわけない、という考えが強くなり(感情がつよくなり)一方でフィクションが面白く感じている、もちろんまどか☆マギカの前後篇がオレの脳内で最大限に展開しているのもそうだし、それ以外にも、いろいろなものが。
 たとえば昨日は「海街Diary」5巻を読んでいた。恋というよりは人間の死や、人間の相続もめごとや、友情その他のざらざらする感じなどが。
 ここの4姉妹はまあみんないろいろしているのだが、長女がナースでこのたび主任になり、緩和ケア病棟で苦しんでいる。
 それがリアルにどうかといわれるとどうなんだろう。
 まあ、それはどうでもいい。病院に勤務してる人の読者なんてごく一部だ。
  
 それでもかならず人間は死ぬし相続もめごとなんて必ずといっていいほど登場する人生のエピソードである。
 
 つまりエゴである。
 
 恋しないまま死んでいく人はたくさんいるかもしれないが金欲しいと思わない人はそんなにいない。稀。おそろしい。
 
 このまえ大学の同級生と金と金によらない価値についてちょっとツイッターですれ違ったのだが、まあ、あれだ、金、金銭、それは慾の象徴、よく。
 
 他人を自分の恣(ほしいまま)にしたいというのも欲望だろうけども。・
 
 まあだいたいそれできない。
 可能ではない、不可能。