ゆうがた

惡の華10話。
きわめてリアリスティックな高校生、やぶれかぶれ・警察きたよ、のせられたよ。・ 
 
原作を読んでいない幸せ。
高校生こんなもんか。大混乱か。それにしても佐伯さん。どうしてそんなんなの。自己評価が低いの。そうなの・?そうなんだろうね。かわいいことの価値とかそんなんじゃないのね。いかんなあ。
そしてヘンタイからクソムシに格下げの春日くんだが、別になにもわかってないわけじゃなくて、なにかが書いてあるということを知ってそれを理解したいとは思っていたわけだし、そしてまた自分も特別な人間じゃなくてふつうの人間の一人だってことをはやいめに知るのはいいことだと思うけどなあ。このアニメが成長の物語じゃないことは重々承知の上で。青春が痛くてみっともないだけではなく、さらに恥ずかしくて他人との距離を測れなくてなにもかもうまくいかないこと、それはとてもリアリスティック。最高。
 あと濡れ透けブラに興奮する春日くんよかったね。

 多くの人が「さくらの唄」からの影響を言っているが、うーん。さくらの唄はもちろんオレも大好きでしたが、あれはたぶんちょっと作者(安達哲)が主人公の少年がどこまで傷ついたとしてもそれでもふてくされて生きていってやるっていう踏まれてもつぶれないパワーを描きたかったんだと思うんだよ。実際つぶれないんだから。
 それに対していままでの10話までの春日くんをみていると、弱いし、なにか、正直に告白しているが生身の人間になど向き合いたくないとはっきり言っている。とじこもりたいんだと思うし傷つくならもっとずたずたになりたいと願っているような。で、ここは春日くんの悲劇はずたずたになったと思いきや人間のもつ誰でももつ底の力はけっこう意外に強かったので結果的につぶれなくて生き残ってしまって、つまり自殺に失敗した太宰(そして相手の女は死んじゃったりして)みたいなもんだ。
 まあ結末がわからないので保留。
 
別の話:小豆島で実写のキキが大活躍。小豆島いきてえなあ。どこでもロングステイ。