橋本治のことはオレは読者だったけどぜんぜん実際「理解」などしていない

だがしかし「オレが攻撃されてダメージを受けた!」

「オレの金が盗られた!」「空き巣に入られた!」

「オレの過失で大事なものを落としてなくした!」

のようないつまでもオレがくよくよするような類じゃなかっただけ

マシ

ともいえる

最終的には言い放ったあとにオレ知らんよといえるからである

でもそのまえに言い放つ必要があるんだよね・・・

やれやれ

 

さて今日は最終的には午後に車ででて

まず図書館Cにいき

なんか窓の外が明るいから雨がやんで雲間が晴れてきたな・・

と思いつつそれは北のほうだけだったみたいね・・

とか思いながらちょっと書きすすめて

 

それから車で図書館Aにいって橋本治『草薙の剣』

を借りてきました

本当に橋本は評論家からの評価はそこそこあるんだが

一般からは人気小説家とはついに思われなかったんじゃないのか

なあ

思想家ではあったと思うし

琵琶法師とか人形浄瑠璃にあんなに詳しい

のはやっぱり専門家としての江戸文芸を大学院でやってた人

だからというのが

大きいというかそれがはじめに書いたのが義経田中角栄だっていう

戯曲なのでこれはおかしいことになったということだが本人の中では

なにもおかしくない

というのが世間とのズレがあるのはあるけどあったからどうしたということで

はたして一九八〇年代の後半にオレが高校生になったころには

文庫で桃尻娘シリーズが読めたし恋愛論も文庫で読めたのであったか

あったな

年代記憶がもうあいまいだが

オレはそのころから読んでいたからといってわかっていたかというと

全然わかっていないで文体だけ影響をうけてたような気がしてきた

 

いまさらだけど

オレが覚えているのは「自分の頭で考えようぜ」ということだけなんだよ

 

そのフレーズだけがオレの中で熟成されていまこうなった

 

それは「当然のこと」なんだけど

 この日本では当然ではない

ことになっているのがもんだいであって

なにしろ悪い奴は逮捕されるべきなのに

政治家は裏金つくっていても逮捕されないから

社会のほうがおかしいわけじゃんね

そこを「おまえは自分の頭で考えるな!禁止!」とか言って

くるわけだからおかしいに決まっているのである

 

というのは単純な図式の話で

実際にはもうちょっと世の中と「個人」は

ややこしいんだと思うんだ

たぶんね

 

まあ小説を

読むよ