読書『自分以外全員他人』

いままだ太陽が明るいので

暗くなったら感想かきますわあ

 

では感想かきますが

あまりに著者インタビューとか死にたかったとか読みすぎたので

読書中に他のことを考えるようになってよくない

インタビューは著作をよみおわってから読むべきだ

なんなら何も著者のことなど知らなくてもいいのにね

 

文章がすごく読みやすい

内容ではなく文章を読む人がそれ読みやすい流れるように読める

というのはいい文章だと思うのであります

 

内容はこの際体験に肉付けした私小説であるとかないとかどうでも

いいことなのではないか

内容的に死を死のうと思っていたのに大切なものがある時点で

矛盾があるので(この場合は最初から登場してた自転車というモチーフ)

矛盾が最後になってカギになるのはさもありなんということで

そうなんだけど

それだと「うまいね」ってことになるんだろうけど

この作品の場合のたぶんオレが思うに重要なところは

母とか姉とか失踪した父とか母の再婚相手とか

職場における客とか同僚とかそういう人たちがけっこうな

人数登場する中で

主人公が唯一なんというか好きだと言える対象が一人しかいない

のだがそこの回路を自分で閉ざしてしまうところがいいところなのではないか

なぜならそれも矛盾だし矛盾というか自分かわいさというか==|~|

本来ならば誰にも何もいわないで死んでいくのが成功の秘訣なのではないかとも

思うのだが

まあ

まあ

まあね

あとかつて昔に女性とつきあっていたことがある描写は

必要な設定だったのかどうか?????とか思ってしまう

なんかこういう男性とつきあうような女性がはたしていたのかどうかって

疑問を思ってしまう

そのくらい「誰からも低くみられるにちがいないような人物像」が主人公に

なっているところが確定的に低い一人称がとてもいいのではないか

なんちゅうか自分と社会はうまくいかないのはこのこれが原因だと

分かっていてしかもそれは絶対に自分でなおせないというか

なおせないままやっていくしかないんだみたいな決めつけというか

 

オレは正直いいまして新人賞を受賞するってどういう価値があるから受賞

するようなことになっているのかを知りたいなあという欲望がもとで読んで

いるのでよこしまな動機です

まさに

 

すらーと読めたのが素晴らしいと思う