精神分析の時代(そのころの)

いま100分名著「夢判断」フロイト

の第二回をみているんだが面白いねこの京大の立木先生すげえおもしろい

(ついき先生です 変わった名前)

 

精神分析フロイトというとオレはどうしても

パプリカを書いていたころの筒井康隆とか

モーニングで巻頭カラーで第一回だったみやすのんき「ドリームラバーズ」

とか思いだしてしまう

つまりフィクションたちである

 

でもさあ精神分析って「それが正しいかどうかがわからない」が

「それを知ることにより安心したり症状が改善したりすることがある」わけ

じゃんね

それはよくわからない困りごとが「ASDです」とか名前がつくとそれで

安心することもあるというのと似ていると思うのね

 

かならずしもそれが正しいから効果があるというわけじゃない

 

それはもちろん人文科学だから「正しいかどうか」が大きな議論にならない

ことと関係があると思うのであって

 

いうなれば「妥当性がある/ない」のほうが問題(評価)だと思うのん

 

精密科学計測科学や科学の再現性やブラックホール予想と観測による証明

などはあきらかに「正しさ」が重要であることを重んじるしそうでなければ

意味なし

 

人文科学はまちがっていていいかってそういうことではないが

たとえば「本能がこわれている人間」(岸田秀)だって

説としてすごい汎用性と妥当性があったからこれだけ人口に膾炙

したんだと思うの

 

オレはさいきんになって10代のころにかじりはじめたような

著作とか20世紀後半にもりあがった論点とか

古典的な基本文献とかそういうのにすごく改めて目が向いてきており

通過してこなかった吉本隆明などもここにきて読んでみたいと思っている

状態だ(共同幻想論とか基本文献としてあつかわれてそこから議論発展

みたいなのがすごく多いからさあ)

 

ともかく精神分析はおもしろいね~

本人が困ってるケースと本人はこまっていない(パワハラしまくる

高齢男性とかね)ケースがあると思うのね~~

 

あードリームラバーズってコミックスになってないのかしらん

おお

kindleに全2巻であるぜ^^