日本のどこかに

隔絶がある。今も。こうして。

以下。引用。
”この間、学生のみなさんとなぜか漫画について交流する機会が増えているのですが、「漫画を読むのが好きだ」という学生に「どんな漫画読むの?」とか聞いてみると『ONE PIECE』を挙げる人がもう圧倒的ですね。ぼくが『バクマン』は? とか『いぬまるだしっ』は? とか聞いてみても色よい返事はありません。

 そういう学生たちに「紙屋さんはどんな漫画が好きですか?」と聞かれるわけですが、「志村貴子の『放浪息子』ですよ」とでも答えようものなら「はあ…」、会話終了。てなもんですよ。
 妥協して『おおきく振りかぶって』とでも答えようものなら、「なんすかそれ」ですわあ。”
 
ひどい話。この話の元URLはhttp://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/konomangagasugoi2010.html
であります。
 
これでは、矢口真里ではないか。
スキだと言っておきながら、その浅さときたら酷いなんてもんじゃなくてもう。
 
 この現象の答えはひとつだけである。「マンガを読むリテラシーが失われた」。
そう。リテラシーはどんどん失われていき、もう酷いもんである。どおりで本も雑誌も売れないわけだ。
 二極分化ではなく、分断。どんどん、「島」になっているのである、人民は。
 
 TVでさえもメジャーアイテムではなくなって、そうして、携帯さえも面倒になった結果としての世界はどうなるの。しらないの。携帯さえも面倒ということは十分にありうる。その世界とは、もう、なにもかも面倒、しゃべれない、文盲化への逆戻り。文盲でしかも「他人と会ったりしゃべったりするの面倒」になれば完全分断であり孤立であり、死である。
 
 まあTVがもうすこし生きながらえるといいんだけど。他人事ながら。オレは未だ地デジ未導入人だからな。
 
 しかし、「放浪息子」のよさが理解できないとは哀しい。というか、マンガ喫茶も行かないんだろうなあ。あんたらはいったいどこでジャンプ読むのかね。他人のを借りるのかね。
 
 ジャンプは面白いよ。実際。今週のバクマン。の、オチのつけかたにはちょっとびっくりして、同時にかなり唖然とさせられた。中井さんはどうなるんだ!ただのバカか!そうなんだろうな。もうええわどうでも。群像劇かとも思っていたが、そうじゃないんだね。
 あとは、あねどきっ!が終わらないことを祈っている。
 めだかちゃんに関しては、だんだんと、「血と知覚神経」みたいな感じになってくるのだろうか。もうPSYRENでその分野に関してはかなりつきつめていると思うのだが。オレはめだかちゃんに関しては善吉くんの生かし方次第だと思っているのだが。

 そして、「いぬまるだしっ」の面白さもわからんとは。あのページ数にあれだけのコマを詰め込んでしかもはじめとおわりに統一をつけることにこだわりすぎてる作者の面白さがわからんとは。ギャグ漫画がどれだけ難しいもんか。なあ。
 
 結局、漫画よむ能力がなくなったらもう日本なんて終わりさ。
 桃子さんだってそう思うだろなあ。ドガドガ7って終わったの?