「放浪息子」10
を、入手した。よみはじめる。
保健室登校となった、にとりん。
そこにやってくる千葉さん。
「〜たくない?」勧誘。
もうたまらないオレはこういうシチュエーションをどっかでみたことある既視感。それは。ジャックが、グレアムに対して、グレアムが反抗してとじこもって緘黙のような状態、そのときに「みながお前に気をつかって、どう扱ったらいいかわからないでうろたえているのが気の毒か?」って言ってたとき。そのあとにたしかジャックは、あの医師がグレアムにとって誰だったのかをいつかそんな話をしようって言った。勧誘。
手元にテキストがないのではっきりしないが記憶だけで書いているこれは三原順の漫画「はみだしっ子」のさいごの方のエピソード。
どうしたらいいかわからなくて集団の外に出て安全なシェルターでとじこもっている男子に対して、外からやってくる他者がなにか声をかけている、その声はどんな声でもまったくかまわない、声をかけるという行為そのものが意志であり感情。
あなたのことが気になる、あなたのことを忘れているわけではない、あなたの声がききたいと思っているからあなたに声をかけたのだ。
という気分を急にぶわっと思い出してたまらんくなった。
墓まで持っていきたい漫画のベスト1。
ベスト3にされるとまた迷うので困る。やめておく。
明日はいよいよ武道館だ真綾さんだ。うわー。