主人公である最高くん。
彼のすがたは薄いのではないかと思った。
彼は、「読者にとって、自分を投影できる主人公」ではないのではないか。・
作者というか原作者の方からみての彼は、自分を投影しているわけか?いや、そうじゃあるまい。
誰からも投影されない主人公はちょっとかわいそう。
なんかね。オレからみてのことだけなんだけれども、最高くんは、主人公として、ジャンプの中でいちばん主人公らしくないと思えてきたのだ。
がんばっているのは認めるが、結局この漫画のスタイルである。例外的な。
彼はがんばっている漫画家であるが、天才ではなく、エイジにはなかなか追いつけない。しかしがんばって、なんとかアニメ化をもぎとってみたりアンケートでエイジをぬかなくてはと思ったりしている。
彼のがんばっている結果というのはアンケートでしかわからない。
彼の描いた漫画は読めないからだ。
架空のそら。仮虚.
ちょっとブリーチっぽい単語ですね。
あまりに現代の男の子を主人公にした漫画は、いまはつらいのかもしれない。