累犯障害者、山本譲司著

よみはじめる。
レッサーパンダの男の妹がどうにも悲運である。しかしなぜ癌は起こるのだろう。引き金が免疫システムにあるというのは本当なのだろうか。
知的障害は知的能力上の癌(あるいはシステムエラー)であるといえるだろうか?
いつもおもうが差異はアナログスケール上にある。性格が個性的なのか病的なのか。ほとんど、違いなどない。
頭がわるい、頭の回転がわるい。のか。実際のところ、生きて社会の中で「やっていく」ために必要な能力とはなにか。
やっていく、って曖昧表現だが、役に立つ、in use ,
みたいな話である。
頭のいいやつだけが博士になるわけじゃない。
感情と、動機、さらにいえば不快を感じても制御する力、この辺ではないかと思う。
全部、脳の行っていることである。原始脳も新人の脳も。
感情が自分の責任というのは単に他に責任とってくれる人がいないからだ。