ハヤテ。
あくまでも「結果」にこだわるあたり、ナギさん、ハックルさんから影響でも受けてるのかしら?
まあ、なんでもいいです。ナギさんが、描き込みとか内容の充実とかに走っていないことは確認できました。あとはコミサンを待つだけです。
ヒナギクによる「指導」の内容がいまいち微細に描かれなかったことにはちょっと不満ありますが(本当は、どのようになにをどう描けばだれもが最後まで読んでくれるのかを描いてほしかった)、まあいいでしょう。
ルカが勝つ。
もうこれは文法として決まっています。これでナギが勝つようであれば日本の文法すべてがひっくりかえります(それもまたおもしろい)。
ゴルフ。
6upになるところが5upで収まりました。
主人公と有海ちゃんの勝利ともいえます。
つまるところ、孤独は誰にでもある、戦いという比喩をとっているわけですが、ゴルフも医業も拳闘も、あらゆるスポーツが決闘をルール化したものであり、さらに現実の社会も戦いであり(土下座を引き出したのは見事でしたね)、そう、生きているかぎりすべてが戦い。
そして戦いを勝ち抜く方法は一つではない。
生き残ることそれ自体が価値であり勝ちである場合において、とにかく打つ、ラインにのる、それを一人で約束通りやりぬく、このことで待ってくれているキャディとの再会を果たした。
もし再会前に一度でも邂逅があったならば「やくそくは守られなかった」ことになり、そのマイナスをどのように算定するか。
その視点がジャンアントには無い。
勝負がどのようにひっくりかえるかを描くのがこのゴルフマンガである、いつもはじめはマイナスだった、常にはじめからはじめた。
ここでもはじめから(負けから)はじめるだけのことだ。
月光条例。
だんだん詩的になっていく、かれらは人間ではないが詩的ではあるし、寂しさを切なさを感じてそれをからだにあらわしている、その姿を見せてくれている。
神のみ。
うまいことにうまい調子でダブル攻略がうまくいきそうな雰囲気にもなっているが、そうもいかないだろうと思う。うまくいきそうなのは桂馬本人がぜんぜん全く誰のことも好きではない(好きになれない呪いをかけられているかのようだ)ことの代償だ。
サンデーにはいろんな人生があるが、それぞれ、読者が自分の人生の場面におきかえて読んでいけばいいと思うしそれが少年マンガの役割ではないでしょうか。
その意味ではいまクログロとした展開を迎えているジャンプのバクマンであっても反面教師として利用するべきかも。復讐を主眼としていきる男はみっともない。
ハンタについてはもうこれはサーガですから圧倒的な歴史の流れをみながら王もプフもすげえなあくらいに思っていればよろしい。ウルフェンがどのようにみじめな死を迎えるのか、それともどのように生き延びるのか。
この流れでもし生き延びるようなことがあればそれはものすごい幸運の上の成功であるよ。
あージャンプとサンデーだけでも何でも書けるような気がする。