ひる2

ラジオ。
 
車でゴミ処理場にもっていくさいちゅうに菊地成孔粋な夜電波シーズン8.
ホーリーこと堀井美香さんまたしても登場。わるい女。
 
どんな時でも菊地さんのラジオをきいていると、まあいいか、
と思えてくるのが不思議である。伊集院ラジオがオレにとっての安息ドラッグであるのと同じように、菊地さんのラジオは、下っていきそうなメンタルを下支えして、かつ、ちょっとだけふわっと揚力を与えてくれる感じなのである。
 つまり彼自身にパワーがあるのだと思う。
 
 そういう「まわりへのパワー」をもつ人間がいるものである。
 
 オレの同僚にもそういう人がいるのだが、本当に稀有であると思うのだが、まあ、あまりにも仰ぎ見る感じで、オレがあしもとにも辿りつかないってことで。
 
 さてどうして下ってたメンタルが下ってたのかというとまあずっとそうなんだけど
初老の人間はそれまでにしてきたことを決算したり会計したりして、これまでの帳簿が赤字だったとわかってしまい、それで、
 この先も赤字だなあと思うとさきゆきが暗い。
 つまり自分はろくでもない人間だったとバレたのだ。
 
 ろくでもないと楽しくやっていくを併存させるにはどうすりゃいいのかね。
 
 と思いつつラジオをきいていたが。
 
 まあいいんですよ。
 よく寝てよく食べていればそのうち生きててそのうち死ぬだろう。