「初恋の世界」5巻 読了
甘いファンタジーではなくて
複雑なファンタジー
うまくいかないことに物語を動かす力がある
欲望というか願いというか希望というか 望みというか
それをしたい他人の気持ちを自分に向けたい自分に向いてほしい
自分を向いてほしい
こっちを向いてほしい
どうして向いてくれないのかとあがき嘆き叫び語る
近づく
拒否されるのかされているのか拒否をうけても落ち込まないでいられるのか
何にせよそこに欲動があり情念が事態を動か さないので
物語はそのまま続くしまだなにも定まらずそもそも人間の運命などは
定まることはなくさいごに死ぬし
死ぬまでは生きていきたい
そういう感想
なぜ読むかはそれを読みたいから読むのであってそれも
オレの希望した事態